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【子育て】突きつけられた現実

【子育て】我が子のこと(娘編)
【子育て】まさかうちの娘が・・・
【子育て】え?なにそれ〜!
【子育て】中二病真っ只中
【子育て】娘の喫煙発覚(2回目)
【子育て】学校でのトラブル再び・・・?
【子育て】私の親としての対応が良かったのかどうか今でもわからない
【子育て】恩師の言葉
【子育て】ダンナの心無い一言
【子育て】実家へ・・・
【子育て】恩師の元へ・・・
【子育て】息子には迷惑かけた
【子育て】完全に不登校に
のつづき

担任の先生からの電話は、とても心苦しそうな言いにくそうな感じだった。
それまで長期戦でがんばりましょうと言ってくださっていた先生。娘のことも親である私のことも励ましてくださっていた。
それが・・・。

「とても言いにくいのですが、学校の方針でちゃんと登校するか、それとも転学するか1週間考えて決めてください。」

学校の方針。あぁ、あの校長先生の意向だろうなと感じた。
思い出したけれど、1度目の喫煙が発覚した時、ダンナに「カミナリ親父になってください」と言った時、こうも言われていた。

「往々にしてお寺のお嬢さんは我がままに育ちがちです」

と。
これにダンナは後で結構憤慨していた。お寺とか、そんなのは関係ないと。そして決して甘やかして育てたつもりはないと。
正直、校長先生の話はあまり響かなかった。それはやっぱり校長という立場からの物言いだと感じたからだと思う。

担任の先生は何も悪くない。とうとうハッキリさせる時が来たのだと思った。
そして先生は話し合いの日を指定してきた。

1週間後の話し合いまで、登校するのか、それとも転学するのか・・・。
ダンナと夜遅くまで話し合い、娘にどう伝えるか色々考えた。
結局小細工なしでそのままストレートに伝えることになったのだけど。


登校か、転学か。話し合いの日までに決めることになったと伝えた時の娘の顔が思い出せない。
思い出せないが、私やダンナにどうしたらいいか頻繁に聞いてきたのを覚えている。

「お母さんは私が地元中学に行くと言ったらどうする?」
「今の学校に行った方がいいと思う?」

娘が迷うには理由があった。系列の大学に行きたいという希望があったからだ。

「A大学に行くならこのまま高校にも上がった方がいいよね。入りやすいよね」

私の答えは何を聞かれても

「どっちでもいいよ。自分が今行きたい方でしょ?大学のことは後からのことでしょ?」

とにかく自分で決めて欲しかった。
でも、登校するのか、転学するのかハッキリした答えを聞かぬまま、その日を迎えてしまった。

娘とダンナと3人で放課後の学校へ向かった。

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【子育て】完全に不登校に


【子育て】我が子のこと(娘編)

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【子育て】息子には迷惑かけた
のつづき

婚家に帰って義父母の部屋の入り口で

「ただいま帰りました。ご迷惑おかけしました」

と再度謝った。
戸口では義父母の姿は見えないようになっているが、義父母はそれぞれベッドに横になったままだったと想像できる。いつもそうだから。いつもベッドに寝そべりながらテレビを見ている。
そして義母は相変わらず地獄の底から湧き出すような低い声で

「はい」

の一言。
まぁ、私も儀式的な謝罪の言葉だったから別にいいのだけれど。

娘はそれから行ったり行かなかったりだった。
私は「行け」とも「行かなくていい」とも言わず、ただ娘が行くと言えばお弁当を作って見送ったし、行かないと言えばそのままにしていた。


そんなある日、前日に娘が学校に行くと言ったので朝起こすと、なぜか真っ先にトイレに行かずに(いつも直ぐにトイレに行く)制服に着替え出した。私が「トイレは?」と言おうとした瞬間。

「お母さん、オシッコでた・・・」

制服に着替えた途端、立ったままオシッコを漏らしてしまった。
その娘の顔を見るとなんとも言えない顔をしていた。ふわふわした表情というか、明らかに精神的におかしくなっていると感じた。

「もう学校行くのやめとき。そんなに嫌なら無理して行くことないよ」

そう言って、幼児を扱うように私は娘の体を拭いた。
後に娘はこの時の記憶は一切ないと言っていた。オシッコを漏らした記憶さえないと。

その日から娘は一切学校に行かなくなった。
どうしようかダンナとも話していたが、どうしようもない。でも家でジッとできる子でもない。
地元中学の友達とは時々会っていたが、家で過ごす時間が増えていた。
そんな時、テレビで夜間中学のことがやっていた。
それはその年の子らが通っているというより、中学でちゃんと学ばなかった大人達が学んでいるというものだった。

「地元中学に転学してもいいし、それもいやなら夜間中学でもええやん?なんならフリースクールも探してみるよ」

そう声をかけた。
娘は迷っているようだった。決められない日々を過ごしていた。
地元中学で学校に行っていない友達のさきちゃんに相談したら

「みなみがこっちに来てくれたら私は嬉しいし、そしたら私も学校に行く気になると思うけど、それがみなみにとっていいかはわからない。そっちで頑張った方がいいとも思う」

と言われたらしい。

そんなある日、担任の先生からの電話がかかってきた。
とても心苦しい声だった。

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【子育て】息子には迷惑かけた

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【子育て】恩師の元へ・・・
のつづき

ちゃんと話を聞いてないだろうと思っていた娘の顔を見て驚いた。
娘、ボロボロ涙をこぼして聞いていた。

ああ、この子は感受性強かったのよ・・・と思い出した。
恩師に会わせて良かったと今でも思う。


一方、婚家では当時高校生だった息子が困ってた。

「お母さん、帰ってきてや。バーバの弁当はキツイわ。日曜日は試合もあるし」

義母は決して料理はヘタではなかったが、おにぎりもおかずも息子の口には合わなかった。
一連の娘との格闘で一番被害を被ったのは息子かも知れない。
私と娘との大げんか、素っ裸で追いかけた時には止めに入ってくれたし(苦笑)。
この時、息子は娘の事が大嫌いだったそう。

生まれつきの反抗期みたいな娘が5年生で反抗期のピークを迎えたと思ったら、毎年ピークを更新。中2でドッカーン!
息子には本当に迷惑かけたと思う。
土曜日には帰ると約束し、ダンナとも話をした。

「神戸まで迎えに行くからそこまで頑張ってくれん?」

そう言ったダンナだったが、当日になり

「ごめん。風邪ひいたから迎えに行けんわ。悪いけど自力で運転して帰ってきて」

お前のせいで実家にひとりで泣きながら運転して5時間以上も運転したのに、帰りも4時間半ひとりで運転して帰らないといけないのか・・・。本当に腹立たしかった。
帰る前に私は婚家に電話し、

「ご迷惑おかけしました。今から帰ります」

とも電話をした。義母の返事は地獄の底から湧き出すようなトーンで一言、

「はい」

わかってたけど本当に不愉快だった。「運転に気をつけて」ぐらい言えないのか?と思った。
現実の世界に帰るハンドルは結構重かった。

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【同居の愚痴】更年期は過ぎたはずなのにイライラが止まらない

少し前の愚痴。Twitterでも愚痴った。

義母の身元調査は本当に不快しかない。
義母が部屋に入ってからダンナに愚痴った。

「うちの兄ちゃんは関大でも関学でもない、関西外大じゃい!そう言ったら『へ?ww』とか言って笑うつもりやろ!更に『今はなんの仕事してんの?』とか聞いてきてバカにしてくるに決まってるし!うちの兄ちゃんは伊藤忠辞めて離婚してから世捨て人になっとんねん!今は掛け持ちで仕事してフィリピンに送金して立派な家が建っとるわ!アホ兄貴のことを聞いてくんな!」

愚兄のことを聞かれたのもホンマに腹が立った。
ダンナは相変わらずスルーなので、時間が経っても怒りが収まらず、ダンナにLINE。

最初の一行、怒りで「あんたのお母さんの身元調査」と打つところ「あんたの身元調査」と間違ってる。
勿論ダンナからの返事はなし。でも文字としてダンナにはしっかり読んでもらいたい。
義母や義父からの嫁いびりはほぼほぼダンナがいない時にやられてきたから。

ダンナに言わないと知らない事がたくさんある。その時チラッと言ってももうとっくに忘れてる。
私が忘れられない嫁いびりの数々をダンナには改めて知ってもらいたい。

そのダンナにも腹が立った。


ダンナ、2日続けてスーパー銭湯に行った。
それはいい。別に。
だけど、自分は家の風呂に入らないくせに、なんで追い焚きスイッチ押して行く?

私が風呂に入ろうとしたらお湯の温度が41℃になっていた。
私熱いお湯が嫌なのよ。前から何回も言ってんのよ。

うちは24時間風呂で、今日は義母はプール、義父はゴルフで風呂に入ってきたから、風呂に入るのは私だけ。
24時間風呂でも保温スイッチは常に切っているので(こんなのONにしてたら電気代食うだけ)1番風呂は追い焚きする必要がある。でももうこんなに暖かくなってるのでそこまで冷めてもない。

ダンナが帰ってきて大文句タレてしまった(苦笑)。

「あんた風呂行く前に追い焚きしたやろ?なんで入りもせんのに追い焚きしたん?」

「え?熱かった?」

「私前から何回も言ってんねんけど!熱いお風呂嫌やって言ってるやん!41度とかホンマ嫌やねん!34度でも35度でも何なら30度でもかまへんわ。自分で熱さ調節したいねん!あんた自分は気が利くとか言うてええことしたと思ってんのか知らんけど、メッチャ迷惑やからね!お湯バンバン捨てて水じゃんじゃん入れたったわ!誰か入った後に熱かったらしゃーないけど、あんた入りもせんのに勝手に追い焚きせんといて欲しいわ!入る人が調節したらええやろ!いらんこっちゃ!」

ダンナ黙って2階の自室に行った(苦笑)。

とにかくあんたの親と一緒に住まわされてイライラしとんねん。どうにかして〜。もう限界超えてる(←これ何十回何百回言ってきたことか)。

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義母が娘にどんな悪口を言ったか覚えていないが、私は娘に母親の悪口を言ったという行為が本当に許せなくて再度義母に電話した。

「なんで娘に親の悪口を言うんですか!自分の孫を傷つけて楽しいんですか?」

それ以上のことは何を言ったか覚えていない。でもかなり言ったと思う。
今でこそめちゃくちゃ強い態度で義母を押さえ込んでいるが、当時は義母に物申すことなど、滅多になかった。それまでで覚えているのは2回。

事実かどうかわからないが、後に義母はダンナに

「ちょっと言い過ぎた。反省してる」

と言ったらしい。ダンナがそう言ってきた。
でも私にはそんな態度は一切見せなかったけどね。


そして翌日。
娘が新幹線に乗って実家にやってきた。

「お母さん、先生に許可もらって来た!」

娘は私の実家で目を輝かせてあちこち行きたがった。

「お母さんの友達に会いたい!」

以前、私の地元の友達が子育てで随分苦労した話をして聞かせたことがある。
その友達に会いたいと言ってきたのだ。
今でも親交があるその友達の職場に行ってみたが、あいにくの休み。

「お母さんの先生は?先生に会いたい!」

娘はとにかく『人』に会いたがった。
不登校がちだったから?

多忙を極める先生に半ば無理にお願いして時間を取ってもらった。
娘はピンクのアナップのスウェットの上下を着て(それでイオンモールとかにも行った。当然ジロジロ見られてちょっと恥ずかしかったけど(苦笑))先生の自宅兼子どもたちの為の活動の場にお邪魔した。

先生は色んな話をしてくださった。
私は娘と並んで座っていたので娘の様子を見ずにジッと先生に視線を向けて話を聞いていた。
私自身にとっても興味深い話だった。

書くことを失念していたが、娘は私が実家に帰る前、へそにピアスを開けていた。
見つけた時はかなりのショックだった。
注射が大嫌いな娘が、へそにピアス・・・。自称行為にほかならないとおもった。
耳に開けるとバレエの先生にバレるのでへそにしたと。
店で開けてもらったと言っていた(不法行為)。私が叱ろうとした時、

「お父さんは外せって言わなかったもん!」

と。
心の中でダンナを恨んだ。あいつホンマにバカじゃないのかと思った。
(ダンナはショック過ぎて言葉がでなかったらしい)
このことも直前に先生に話していたので
ピアスのことも話してくれた。

大平光代さん(弁護士)の紆余曲折の話を通して、体を痛めつけることのリスクや後の後悔など・・・。

娘はどうせ、『ウザい話だなぁ〜』と嫌な顔して聞いてるんだろうなぁ・・・。
そう思って隣に座っている娘の顔を見た。

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ETCカードだと、家計からお金を出すこともない。ぶっちゃけ、高速代も宗教法人で落とすので私自身がお金の心配をしなくていい。それで車で帰ることにしたのだ。

そうは言っても心残りは娘だった。
娘を学校まで迎えに行って・・・とも考えたが、その時の自分の精神状態を考えるとできなかった。
万が一事故でもしたら・・・。

ダンナにはメッセージアプリ(当時LINEはなかった)で車で実家に帰ることは伝えた。
すぐさま電話がかかってきたが運転中。何度も何度もかかってきて、最終的にはメッセージアプリで

「帰ってきて欲しい」
「ごめん、悪かった。頼むから帰ってきて」

と入っていた。
今回はそんな安っぽい言葉で済むような話ではない。

実家までは車で4時間半ほど。
私はサービスエリアで休憩を取りながら実家まで車を走らせた。
時々色んな感情が湧き上がってきて涙が流れることもあった。
今みたいなスマホでもなく、車にナビもなかったのでちょっと行き過ぎて6時間近くかかったと思う。
実家では母親が暖かく迎えてくれた(父は既に他界)。


実家に着いてから私は婚家に電話をした。義父母には黙って出たからだ。
義母の開口一番に耳を疑った。

「あんた、その車は宗教法人の車なのよ!」

長距離運転した私の安否など一切触れず、車の心配だった。

「ヒデさんがあまりに酷いことを言ったので我慢できませんでした」

そう言って、ダンナが揶揄し、泣き真似をし笑ったことを話すと

「ヒデが本当にそんなこと言ったの?」

いや、言ったから軽自動車で帰ったんだろうよ。言ってなかったらこんなことになってないわ!
義母の怒りは止まらなかった。

「あれは宗教法人の車だし、明日爺さんがお参りに使う予定だったのよ!どうするんね!勝手にそんなことしちゃいけんでしょう!」

いや、義父が隣県の自分の実家に帰る時にも使ってましたが?お参りとかバスでもタクシーでも行けますが?

「孫ちゃんのことだって、あんた逃げてばっかりでどうするのよ!」

この言葉は本当に忘れられない。「逃げてばっかり?」はぁ?

「逃げてばっかりって、私がいつ逃げたって言うんですか?今回もみなみから逃げたんじゃありません!ヒデさんがあまりに酷いことを言ったから家を出たんです!私が逃げてばっかりって、いつ逃げたか教えてください!さぁ、いってくださいよ!!」

「・・・・・あんた、結納の時にあんたのお母さんに『しつけの糸は解いています』って言われたのよ。よくもそんなこと言えるわね。あんたのお母さんにちょっと代わって!」

「はぁ?うちの母は『しつけの糸は解いています』なんてしゃれたこと言えるような人ではありません。勝手に話作るのやめてください」

「お母さんに代わりなさいよ」

「え?代わりませんよ。話したいならそっちからかけてください。この電話、こっちからかけてるんですから!」

そう言って、電話を切った。
その直後、娘から電話がかかってきた。

「バーバがお母さんの悪口を私に言ってくる」

どんな悪口を言ったのか、ちょっと思い出せない。気分の悪いことだから忘れたのかなと。
でもその娘からの電話で、私は再び義母に電話をかけた。
もう怒りが止まらなかった。

【子育て】ダンナの心無い一言

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のつづき

私は学校に行けと強要しなかったが、ダンナは何とか登校させようとしていた。

「中3になったら外国のホームステイに行ったらどうか?」

と娘に勧めてみたが、全く響かず。
私は・・・と言えば、わかなちゃん事件から数日、関係が悪いままだった。
正直、私の方が娘に対して腹立たしい気持ちでいた。
そういう態度の私に反発する娘。

私がお風呂に入った直後に風呂のドアを開けて何かを聞いてきたが(忘れた)

「知らん、知らん!」

と言ったことで娘激高。こともあろうか私のお腹を蹴ってきた。
もう少しでそのまま後ろの湯船に倒れるところをグッと堪えて素っ裸でリビングまで追いかけた。

リビングにはダンナと息子がテレビを見ていて、私の素っ裸に仰天。
私はお構いなしに娘を引っつかんでボコボコに叩いたが、ダンナと息子に止められた。

もう私は情けなくて情けなくて。
風呂場で涙・・・。この時だけじゃない。何度お風呂場でひとり泣いたことか。
声を上げて泣いたことも1回や2回ではなかった。


そんなある日、先生の働きかけもあり娘が珍しく登校した後、ダンナと娘のことについて話をした。
どんな話をしたか覚えていないが、話している中でダンナが突然、なぜか私のことを揶揄してきた。

「お前、風呂場で泣いてたな。うえ〜んうえ〜ん・・・www」

ダンナは私が声を上げて泣いていたのを真似して嘲笑した。

言葉で言い表すことができないほどショックだった。
後々、この話をするとダンナは

「ワシは泣き真似はしてない」

と言い張る。都合いいこと言うけど、泣き真似さえしなければ、私はあんなに怒ってない。

私はあまりのショックに黙ってその場を離れ2階に上がった。

多分、ダンナの物何か壊したと思う。何か覚えてないが、私は結構モノに当たる激烈な性格なので(苦笑)。
そして着替えや下着を旅行カバンに詰め込み、ダンナがお参りで出かけるのを待った。

婚家を飛び出したのは前にもあった。
上の子が幼稚園で、下の子がまだ2歳だった頃、義母の嫁いびりに耐えられなくて一度だけ実家に帰ったことがあった。その時は新幹線で。
でも子どもたちが大きくなって新幹線代・・・出したくないと思った私は軽自動車に乗り込んだ。
普通乗用車はダンナが乗って出ている。でも軽自動車には珍しETCカードが挿入されていた(当時は普通車にETCカードが常に挿入されていて、軽自動車で有料道路を走る時だけ挿し変えていた)。

迷わず私は軽自動車を走らせた。

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小学校時代の恩師は定年退職後、子どもたちの為の活動をしていた(あまり詳しく書くと身バレしそうなので)。
私は先生の活動に賛同し、わずかながら寄付をしていた関係で先生を思い出し突然電話したのだった。

先生は多忙を極めていたはずなのに切羽詰まった雰囲気を察してくださったのか、私の話を最後まで聞いてくださった。
私の話が終わると

「やめさせ、やめさせ!何にしがみついてるんや。学校なんてどこでもええやろ」

と。
その後もアドバイスが続いた。一言一句覚えていないが、本人が行きたがってないのになぜ行かせようとするのか。学校に行くのが苦しいのだから苦しみを取り除いてやるのが親だろう。公立に転学させればいい。みたいな事を言われたと思う。私立の先生の気質みたいなことも言われた。

先生の言葉が刺さった。
相談して良かった。
ただ、転学するかしないかはちゃんと本人に決めさせようと思った。


その後、直ぐだったか、少し経ってからだったか困ったことが起きた。
以前から担任の先生、学年主任の先生が危惧されていた高等部のある女の子(問題児で後に中退)と連絡を取っていたのだ。
そして、

「今度わかなちゃんと会うんじゃ〜!」

と私に話してきた。
私はけげんな表情は隠せなかった。

「みなみ、それはやめて欲しい。先生から止められてるから」

「お母さん、私の友達に口出ししないって言ったじゃん!なんでそんなこと言うん!」

「先生方からわかなちゃんとは付き合わせるなって言われてるんよ。絶対ダメだって」

もう私立中学をやめていいと思っていたけど、娘にはこれから公立に転学して高校受験を目指して欲しかった。
中学に入って「保育士になりたい」という夢に進んで欲しかった。
その為には学校から危険人物と言われている年上の子と会わせるのにはさすがに躊躇した。

実際、わかなちゃんは携帯メールなどで娘に入れ知恵していた。
内容ははっきり覚えてないが、「わかなちゃんがこう言った、ああ言ってた」などと、他人事だと思って無責任なことを吹き込んでいた。

娘には申し訳ないが、私は先生に連絡をした。
担任の先生と学年主任の先生はその日の夕方にはうちに来られ、娘と話をしてくださることになった。

どんな話をしたのか覚えてないが、覚えているのは娘が納得してくれたこと、でも私は娘から悪者にされ、私は精神的に疲弊してたことだけ。
にこやかに先生とは別れ、娘も父親とにこやかに話していたが、私の事は一切無視。勿論私もそんな娘にご機嫌を取ろうはずもなくシラーっとした態度だった。
そんな状態なのにダンナの提案で中華料理食べに行ったのは覚えている(苦笑)。

【子育て】私の親としての対応が良かったのかどうか今でもわからない

このブログ、大まかな話だけ綴っています。
細かいことまで書いてたらキリがなくて・・・。
でもあれも書けば良かった・・・これも書けばよかった・・・と思うことあり。
まぁ、思い出し思い出し綴ってるのであしからず。
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のつづき

娘が2階の自室に着替えのために上がって直ぐ、私は娘のカバンを開けた。
確かめたかったのは娘のノート。

迎えに行った時預かったノートの切れ端を持って、全てのノートを確かめた。

ビンゴ!

私が疑ってた通り、娘は自作自演だった。
少し前から疑っていた。今ハッキリ思い出せないが、「ん?」と思うことがあった。
母親の勘と言うべきか。


私はその場でダンナに報告し、2階の娘の部屋に行った。

「ねぇ、自作自演だったんやね。お母さん、あんたのノート見たんやけど」

直後の娘は半狂乱。

「お母さん、私のこと疑ってたんじゃね!だから車の中でも黙ってたんじゃろ!ひどい!なんで信用してくれんのん?」

もっと言われた。何を言われたかこの言葉しか覚えていない。もうこの後は半狂乱で手がつけられないほどだった。

私は「うちの子に限って不登校はない」と思っていたが、その他の事では「うちの子に限って」ということは思ってはいなかった。
子どもは自分の都合のいいようにしか言わないし、都合の悪いことは言わない。全て鵜呑みにすることはできないと思っていた。

「嘘はいつかはバレる」

ということも知って欲しかった。
時々、子どもの言うことを信用しきった親の話も聞くが、うちの娘にそれは逆効果だと判断した。
この大騒ぎの時、実家の母が偶然電話をくれ、事情を話したことで娘の携帯に電話してくれた。

娘は泣きながら私の悪口を散々言っていたらしい。母は孫の言うことを「うんうん」と聞いてくれていたそう。
そして時々娘の言ったことを反復して言い、娘に寄り添ってくれていた。
その上で

「あんたのお母さんは私の娘だからね。娘の悪口言われていい気がしない、それが母親ってもんよ。今は興奮してるからだろうけど、みなみちゃんも本当はわかってるんよね?お母さんも心配してんのよ」

そんなことを話してくれたと記憶している。

それで娘が落ち着いたかと言えば・・・そんなことはなく、ここでダンナ登場。
この人は、要所要所でいいとこ取りって言うか。

私が叱る(この時は叱ったのではなく事実をつまびらかにしただけ)→ダンナがなだめる。
普通逆じゃない?と思うのだけど、1回目の喫煙発覚の時も娘を叱ったのは私で、私立女子中学の校長先生が

「お父さん、雷親父になってください」

と仰ったのに、校長室を出て直ぐ

「ワシ、無理。お前頼むな」

だったし。
でも、役割としてはうまくいっていたと思う。
ただ、嫌われ者役の私の方が圧倒的にエネルギーを消耗した。

私はその日のうちに担任の先生に電話をした。

「先生、あんなに心配してくださって、お時間も取っていただいたのに、申し訳有りません。靴箱に入れられた手紙は自作自演でした。ノートの切れ端が、娘のノートと一致しました」

この時の先生の返答は・・・思い出せない。

娘はこの時からほぼほぼ学校に行けなくなった。
どうしても学校に行かせたいとこだわる私は、小学校時代の恩師に電話をかけた。

この年になっても小学校の5〜6年を受け持ってくださった恩師とは親交があった。

「先生・・・私はどうしたらいいかもう全然わからなくて・・・」

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娘が暗い顔をして帰ってきた。

「お母さん、靴箱にこんな物が入れられてた」

娘が私に見せてきたのはノートの切れ端。ほんの小さな切れ端だった。

その切れ端には「し」と「ね」の2文字がわざと汚い字で書かれてあった。
またトラブル・・・?

でも娘に聞くと、目立った友達とのトラブルはないという。
犯人が断定できないので私はしばらく様子を見るように娘に伝えた。

でもこの後も2日おきぐらいにノートの切れ端は入っていた。
ダンナは前にトラブルになった2人じゃないか?と疑った。

ただ、私の考えはそれとは違った。


そしてまた娘は休みがちになった。
そのことで担任の先生とも相談しに行った。ダンナと2人で。
そこから私と娘の葛藤が始まった。

学校に行かせたい私と、行きたくない娘。
クラシックバレエだけはちゃんと行っていたが、それも私が何とか声かけしていたから。
学校へは行ったり行かなかったり、行かなかったり。
学校へ行った日も、行かなかった日も学校が終わる時間になるとギャルメイクをして出かける・・・。

そんなある日。珍しく学校に行くと言った娘が

「今日靴箱に手紙が入ってたらもう学校には行かない」

と言ってきた。
ああ・・そうか・・・と私は思った。
案の定、学校の公衆電話から

「手紙入ってた!迎えに来て!」

と娘の声。
仕方なく私は学校へ迎えに行った。

私はその手紙を先生に見せるからと受け取った。
もう学校に行きたくないと饒舌に喋る娘と、ある疑惑をぬぐえずに押し黙る私。

娘は家に着くなりカバンを放り投げて着替えのために2階の自室に行った。
それを確認して私は娘のカバンを開けた。

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