その2というからにはその1があるのだけど。
娘の子育ては、それはそれは大変だった。私立の中高一貫校を中2の終わりにやめ、地元の中学へ転学。
激しくグレたわけではないが、中二病を発症し、ギャルみたいなカッコしたり(1年後にその服を見て「恥ずかしい。もう絶対着ない」と苦笑い)、パンダみたいなメイクしたり(もはや止めずにとことんやらせた)。
夏祭りや花火大会など、門限(祭りの時の門限)を破った時には母親である私が門扉に仁王立ちし、怒鳴りつけて叱った事もあった。
公立に転学してからちょい悪友達とタバコを吸った時には髪の毛引きずり回して怒った時もある。
「あの子と付き合うな、友達は選べ」とは言った事はないが、
「あの子と遊ぶなとかは言わない。でもタバコの付き合いをせなあかんのやったら、そいつとはつるむな!」
とは言った。娘が「付き合いがある」と言い訳したから。
タバコについてはこの後何度か、壮絶なバトルがあった。
私はタバコは物凄く嫌いなので未成年のうちは絶対許さなかったし、カバンの中から見つけた時は高校にいる娘に電話をかけ、
「今から高校に行って、お前を教室から引きずり出してやるからな!」
と怒鳴りつけ、娘を震え上がらせたこともある。やりかねないと思ったのだろう、泣いて謝ってきた。ま、中学まで行って怒った事はあるけど(笑)。
で、中学の時に話は戻すが、公立に転学し、楽しそうにしていた娘は、何を勘違いしたか、ちょっと羽目を外す事がちょいちょいあった。
中2の内申点が最悪だったので、勉強をさせたかったが、娘は公立は自由だと勘違いし、夕方の門限を私がギリギリ怒らない程度に破って遅く返る日が何日もあった。
すると姑が
「どこに遊びに行ってるんかね?そんなにお金持たせてるの?」
と嫌味を言ってくる。
私も不思議だった。決まったお小遣いしか渡してないはず。
うちは職業柄、小銭を用意していたり(お花やお線香のお釣り)、お布施を一時的に引き出しに入れてたりしたので、まさか・・・?と疑うようになってしまった。
すると娘は言った。
「盗ってないよ!バーバがお母さんには内緒ってお金くれるんよ」
糞婆〜!!
陰でお金渡して、私には嫌味言ってやがったのか〜!!
すぐさま義母に
「お義母さん、娘にお小遣い渡していたらしいですね」
「あはっ、バレた?」
「お小遣いあげないでください!あげるなら少なくとも私にはちゃんと言ってください!」
「わかった」
な〜にが「あはっ、バレた?」だよ!!ふざけんな!!と本当に頭にきたけど、当時私はまだまだ我慢していたから、お金渡して私に嫌味言ってたことの文句は言えなかった。
お金渡して私には嫌味言ってたとか、絶対確信犯。嫌味言う為?
で、こともあろうかこの姑、私が注意した翌日にまた娘にお金渡してやがった!
お金盗んだと思われたら嫌な娘からの報告で発覚。
もう、ホンマにタチ悪い!このことも一生忘れられない糞みたいな思い出。
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