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【子育て】お別れ

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【子育て】実家へ・・・
【子育て】恩師の元へ・・・
【子育て】息子には迷惑かけた
【子育て】完全に不登校に
【子育て】突きつけられた現実
【子育て】娘の決断
のつづき


先生からの連絡で、娘の最後の登校は1週間後になった。
学校のカリキュラムの都合ということだった。

その間、勿論娘は登校せず、家で過ごした。
私は忙しかった。地元の中学に通うことになり、先生からの指示で転学届を出しに行ったり(どこの役所に出しに行ったかもう覚えていない)、地元中学の制服のお下がりがないか知り合いに聞いたり(直ぐに見つかったが)、娘が転学しても恥ずかしい気持ちを持たないように会う友達、知りあいに転学の話をした。

何も知らなかった知りあいは

「えええ?あの行事してる時も大変だったの?全然気付かなかったわ〜!」

と驚く人もいた。
別に隠していたわけではないが、わざわざ話すことでもないし、娘のこと以外は至って普通に振る舞っていたから。

一方、最後の登校まで家にいた娘の元に友達2人が心配して遊びに来てくれた。

「みなみ、どうしたん?なんで学校に来んの?」

私立中学に通っていたので、友達はわざわざ電車に乗ってきてくれた。
娘はその友達には転学すること、最後に登校する日で皆にお別れをすることを話し、そのことは黙っていて欲しいとお願いした。

友達が心配してくれて来てくれたこと、3人で公園のブランコに乗って楽しそうにしてくれたこと、今でも目に焼き付いている。

そして最後の登校の日。
久しぶりに登校した娘に友達が

「みなみ、今日は最後までおる?」
「明日も来るよね?」
「(2週間後の)クラスマッチも出るでしょ?」

と心配してくれたそう。
娘は何も言えず困ったとか。

その日の終礼の時。
娘は皆に別れの挨拶をした。
実はダンナが終礼の時間に合わせて、ボイスレコーダーが録音するようにセットしていて、それを娘のポケットに入れていたのだ(娘の合意のもと)。

もう聞き直したりしないし、今も残ってるかどうか・・・。
でも娘はしっかりと転学の理由を話していた。

その内容がはっきり思い出せないのだけど、要は、私立女子中学で本当の自分が出せなかったことを言っていたと思う。自分は女子校は合わないと。

今でも私は「なんで?」と少し思う。転学してから、私立の友達と休日遊びに行ったりもして、辞めることなかったのでは・・?と思ったりもした。

でも娘は女子校独特雰囲気が合わなかったのだから仕方ない。

娘は職員室に行って、先生方にもお別れの挨拶をしていた。
先生方はそれぞれ暖かい言葉、激励の言葉をかけてくださった。
本当に有り難かった。職員室にまで行って先生方に挨拶した娘には少しびっくりしたが。

その最後の登校の少し前。
私は地元中学に転学の手続きに行った。
息子がお世話になった先生に軽く事情を話し、家に帰ると直ぐに地元中学から電話がかかった。

かつて息子の部活の顧問で、生活指導の先生からだった。

「お母さん、是非お会いしてお話したいと思います。ご足労ですが、学校に来ていただけませんか?」

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